長崎県高校新人大会 レスリング団体 島原 接戦制す

【レスリング団体リーグ戦、島原―島原工】果敢にポイントを狙う島原の60キロ級の松本(青)=島原市、島原高体育館

 長崎県高校新人大会は14~16日、各地で7競技が行われ、レスリング団体は島原が島原工との最終戦で競り勝ってV奪回。51キロ級の内田が先勝して、その後の6階級は相手と交互に白星を分け合った。稲本康監督は「全国を考えるとまだまだ全然だが、やってきたことが成果として出てきている」と一定評価した。
 島原工戦の大きな焦点は60キロ級と71キロ級だった。60キロ級の松本は第1ピリオドを0-4で終えたが、第2ピリオドで4点を奪い返して判定勝ち。「組み手で優位に立つ」を徹底し、練習試合で逆転負けしていた屈辱を晴らした。71キロ級の菅は終盤、劣勢から強気でポイントを狙ってくる相手に低い姿勢で冷静に対応。フォールで仕留めた。
 最後は昨季から全国を経験している主将で125キロ級(個人は92キロ級に出場)の稲本喬が開始54秒でTフォール勝ち。「取るべきところでしっかり取れて、いい形で優勝できた」と仲間にも感謝した上で、全国選抜大会出場が懸かる九州大会に向けて「個人でも優勝を狙う」と意欲をみなぎらせていた。


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