FCA子会社とENGIE EPS、eモビリティ分野の合弁会社設立へ

フィアットクライスターオートモービルス(Fiat Chrysler Automobiles:FCA)とエネルギー関連会社ENGIE EPSは12日、FCAの完全子会社FCAイタリアとENGIE EPSとの間で、合弁会社創設を目的とした覚書(MoU)の締結を発表した。

ENGIE EPSは、フランスに本社を構えるエネルギー関連会社。再生可能エネルギーやEVなど、電動モビリティへのパラダイムシフトを目指している。2017年からEV充電システムに注力、家庭用の電源でEVを充電できるイージーウォールボックス(easyWallbox)を開発した。

これから創設する合弁会社は、FCAの資金力と産業界における足跡、ENGIE EPSの技術的ノウハウと知的財産を組み合わせ、欧州での電動モビリティのリーダーになることが目的。簡単で便利な電動モビリティへ誰もが触れることができるソリューションサービスを提供する。

合弁会社の新サービスの1つとして、EVの顧客向けのサブスクリプション充電サービスについて言及している。このサービスでは、自宅やヨーロッパ中の公共充電ポイントを月額固定料金で利用できる。なおFCAとENGIE EPSは今年末までに契約を交わし、2021年第1四半期に合弁事業を設立する予定だ。

(出典:FCA、ENGIE EPS Webサイトより)

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