アルファタウリ・ホンダF1のガスリー「トルコGPでのパフォーマンスは恥ずかしいもの」連続入賞が10戦で途切れる

 ピエール・ガスリーは、2020年F1第14戦トルコGPでのアルファタウリ・ホンダのパフォーマンスは「恥ずかしい」ものだったとして「ひどい週末」を嘆き、改善を誓った。

 ウエットコンディションが続いたトルコGPで、ガスリーは予選で15番手にとどまったため、チームは戦略的にパワーユニット(PU/エンジン)交換を行うことにした。しかしその後、他車のペナルティでグリッドが繰り上がることが分かり、チームはパワーユニット交換を中止。しかし作業を開始していたことで、結局は交換を行った場合のペナルティを受け、19番グリッドに降格された。

 ガスリーは素晴らしいスタートを決め、1周目に13番手に浮上。しかしその後はウエットコンディションにおいて思うようなパフォーマンスを発揮できず、ポイント圏内に届かず13位でレースを終えた。

2020年F1第14戦トルコGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

「週末全体が本当にひどいものだった」とガスリーはレース後に語った。

「ウエットでのパフォーマンスは本当にひどく、正直言って恥ずかしいものだった。ウエットタイヤで遅く、インターミディエイトでも遅く、どちらのタイヤも機能させることができなかった」

「予選でもそうだ。そしてペナルティを受けた。つまりたくさん問題があった。改善する必要がある。昨日(土曜)の朝から僕らのパフォーマンスはよくなかったからね。今後のレースのために努力しなければならない」

 チームメイトのダニール・クビアトは、予選17番手で16番グリッドからスタート、12位フィニッシュという結果で、アルファタウリはトルコGPをノーポイントで終えた。チームは第4戦イギリスGPから第13戦エミリア・ロマーニャGPまで連続10戦、ポイントを獲得していた。

「かなり特殊なコンディションだったから、今後同じような状況に直面することはないと思う」とガスリーは言う。

「でも、何がよくなかったのか、何がうまく機能しなかったのかを理解する必要がある。昨日の段階でいくつか答えは出ていたけれど、今日に向けて変更することができなかった」

「それでもこういうことが起こると予想はしていたはずであり、もっといい仕事ができたはずだ。でももう終わったことなので、今後の3戦に気持ちを切り替える必要がある」

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