カンボジア支援で消防車など寄贈 友好の懸け橋に 川崎

稲毛神社で行われた寄贈式=川崎市川崎区

 川崎ロータリークラブ(RC)は17日、同RC創立70周年記念国際奉仕事業として、消防車と清掃車各1台をカンボジアへ寄贈した。

 消防車と清掃車は川崎市で使用され、引退する車両。同RCは4年前からカンボジアの小学校に理数系の教科書を送ったり、トイレを建設したりと、同国との支援・交流事業を続けており、今回の寄贈となった。

 同日、稲毛神社(川崎市川崎区)で行われた寄贈式には、ウン・ラチャナ駐日カンボジア大使が出席。同RC・市川洋治会長は「川崎市とカンボジアの友好の懸け橋となるよう努力していく」とあいさつし、同大使は「環境と経済を両立させている街、川崎に来ることができてうれしい。車両2台はカンボジアで必要とされている。環境保全、公害防止に取り組んできた川崎市の経験を学びたい」とお礼を述べた。

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