新名称は「レモンガススタジアム平塚」 J1湘南本拠地

新たに命名権契約を結んだレモンガスの赤津社長(左)=平塚市役所

 サッカーJ1の湘南ベルマーレのホームスタジアム「ShonanBMWスタジアム平塚」(平塚競技場)の命名権(ネーミングライツ)の途中解約を巡り、神奈川県平塚市は20日、レモンガス(同市高根)と新たに契約を結んだと発表した。新たな名称は「レモンガススタジアム平塚」。契約総額は1億円以上で、同市の命名権契約では過去最高という。

 命名権は、以前の契約企業が親会社から売却された影響で、期間を1年以上残して途中解約の申し出があった。市は新たに命名権契約の募集を行い、3社から申し込みがあった。

 レモンガスは首都圏・静岡県を中心にLPガスや都市ガスのほか、宅配水「アクアクララ」の販売を手掛ける。契約期間は2021年2月から5年間で年額2021万円。

 レモンガスの赤津欣弥社長は「平塚で創業し、湘南の人たちに育ててもらった恩を返したい」と話した。落合克宏市長も「新しくレモンのすっきりした競技場のイメージになってくれれば」と感謝した。

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