木村拓哉との共演話で気持ちが上向いた長澤まさみ

さすがキムタクだ。俳優・木村拓哉が主演し、女優の長澤まさみが共演する映画「マスカレード・ホテル」の続編となる「マスカレード・ナイト」の製作が決定した。前作が上映された段階でも「続編がある」と言われていたが、このタイミングで長澤を担ぎ出せたことに称賛の声が上がっている。

2019年に公開された「マスカレード・ホテル」は東野圭吾の原作だ。高級ホテルを舞台に、警視庁捜査一課の刑事・新田浩介(木村)と、規律とマナーを重んじながらお客さまを第一に考えるフロント・山岸尚美(長澤)のコンビが、連続殺人事件を解決していく。興行成績は約46億円と大ヒットした作品で「『マスカレード・ホテル』は『マスカレード』シリーズの第1作目で、小説としては2、3作目と続いている。1作目が上映されて、すぐに『続編がある』と言われていた」とある映画関係者は言う。今回の「マスカレード・ナイト」はシリーズ3作目の作品だ。

来年9月に公開予定で、これから本格的に撮影ということになるのだが、実は映画界では心配されていることがあった。長澤の心情だ。前出の関係者は「今年、『コンフィデンスマンJP』で共演した三浦春馬さんと竹内結子さんの2人が亡くなっている。主演の長澤さんもかなりショックを受けていて、それこそ、まったく仕事も手につかないという状況だったんだそうです。当分、仕事はできないんじゃないかとさえ言われていた。そんな長澤さんが仕事に目を向けられるようになったのも木村さんとの共演だったからじゃないですか」という。

一部では長澤が木村と共演すると「気疲れする」とこぼし、不仲説も報じられた。前出の関係者は「木村さんと映画をやることは、下手なものは作れないという良い意味でプレッシャーはあったでしょう。仲間を亡くした辛い心境から、仕事に目を向けさせるのには、そのプレッシャーがいい方向に働いたはず。長澤さんが“復活”するためにも、いいタイミングで木村さんとの共演話だったんじゃないんですか」。

ここのところ出演作品を当てまくている2人が、どんな映画を作ってくれるか期待したい。

© 株式会社ジェイプレス社