自宅で快適に過ごせるウエアや環境に配慮した製品が人気 @ファッションワールド 東京 アパレル関係者、メーカー、ECサイト運営者、インスタグラマーなどが来場

展示会名:第11回 ファッションワールド 東京 秋
会期:2020年10月27日(火)~29日(木)
会場:東京ビッグサイト
主催:リードエグジビションジャパン
出展者数:350社
来場者数:1万2528人
出展者層:革素材・布素材メーカー、アパレル、腕時計・帽子・靴・かばん・着物・アクセサリー、マネキンメーカー、ECサイト
来場者層:アパレル関係者、メーカー、ECサイト運営者、インスタグラマー、百貨店バイヤー、学校
構成展:第8回 国際 アパレルEXPO 秋、第9回 国際 シューズEXPO 秋、第9回 国際 バッグEXPO 秋、第11回 国際 アクセサリーEXPO 秋、第6回 国際 生地・素材EXPO 秋、第6回 国際 ファッション OEM EXPO 秋

ファッション業界の展示会「ファッションワールド 東京 秋」には、アパレル関係者やECサイト運営者、インスタグラマー、バイヤー、学校関係者が来場した。新型コロナの影響で、在宅時間を快適に過ごすためのヨガウエアや、乳幼児向けのフェイスカバー、着物帯の素材を用いたマスクに関心が集まった。環境に配慮した素材が、商品に物語性を持たせたい来場者の目に留まった。

出展企業は、素材、アパレル、着物、マネキンメーカー、帽子や靴、かばん、腕時計ブランド、ECサイトなどだ。初出展や数年ぶりに出展する企業も目立ち、新型コロナの影響により、先が見えず新規顧客の開拓を目指す企業が増加しているようだ。

▲アパレル、シューズ、バッグなど6つの専門展と特設ゾーンで構成される「ファッション ワールド」

初出展のヨシキ産業(三重県桑名市)は、乳幼児向けのフェイスカバー付き帽子やマスクを展示し、フェイスカバー付き帽子が注目を集めた。100枚のカタログを配布し、興味を持った企業30社と名刺交換ができたという。

縫製ケースを展示した金子製作所(埼玉県戸田市)は、新規顧客の開拓を目指して10年ぶりに出展した。近年はiPadやイヤホンケースの需要が旺盛だ。新型コロナ感染拡大以降は動画配信が増加し、マイクカバーの注文も多い。100社が訪問し、半数と商談した。「フタに和紙を付けた製品を作りたいという相談もあった」(飯井孝明さん)

▲レザーに対する品質や安全性、環境問題などの啓蒙活動を行う団体の認証LWGを日本で唯一持つ繁栄皮革工業所(兵庫県たつの市)

環境問題に配慮した皮素材を扱う皮素材メーカーの繁栄皮革工業所(兵庫県たつの市)には、ECサイトやアパレルなど500社が集まった。環境対策が施された物語性のある商品に関心が集まった。「従来は皮製品に対する問い合わせが多かったが、今回は世界水準の認定であるLWGレザーやSDGsの取り組みに興味を持つ人が多かった」(中嶋正樹さん)

サザンパートナーズ(大阪市)は、水着やインナーなどを展示した。「外出自粛の影響で、自宅時間を快適に過ごせるヨガウエアの需要が伸びた。またパットが縫い付けられているインナーも人気だった」(川越明日香さん)


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