相模原市中央区水郷田名の相模川河川敷で22日夜、約千発の花火が打ち上げられた。同河川敷は相模原納涼花火大会の打ち上げ会場で、昨秋の台風被害の復旧費用に寄せられた寄付への感謝とお礼の花火。夜空を彩る大輪に、コロナ禍に打ち勝つ願いも込められた。
打ち上げ会場となっている高田橋周辺の河川敷は、昨年10月の台風19号による増水で水没し、岩や土砂が堆積。打ち上げ場所や観客席、駐車場の安全確保が難しくなっていた。
今年の納涼花火大会はコロナ禍のため中止となり、大会実行委員会は復旧工事資金をインターネットで募る「クラウドファンディング」(CF)に取り組んでいた。これまでに計229万円の寄付が集まり、復旧工事は今月中に完了する見通し。