「戦争の加害」テーマに 13日まで横浜でパネル展

 「戦争の加害」をテーマにしたパネル展示が13日まで、横浜市神奈川区の県民センターで開かれている。戦争や核問題を考える自主上映会を県内で開いてきた有志らでつくる市民団体「記憶の継承を進める神奈川の会」の主催。

 慰安婦問題や南京大虐殺、細菌兵器の人体実験を行ったとされる旧日本軍の731部隊などについて100点以上を展示。同会は「過去の事実を知ってもらうことから今の日本社会を考えてもらいたい。学生など若い人にも来てもらえたら」としている。

 私立高校1年の女子生徒(16)=横浜市中区=は「南京事件は教科書や本で知っていたが、被害者の生々しい証言を読んで驚いた。もっと関心を持って調べないといけないと思った」と話していた。

 午前10時〜午後6時。14日から20日までは「沖縄・辺野古の“今”」と題した写真展を行う。特別企画として、11日午後5時半から、女たちの戦争と平和資料館の池田恵理子館長を招き、講演会「『慰安婦』問題の『解決』とは何か−被害女性たちからの訴え」を開く。資料代500円。

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