ACSLとPhase One、1億画素超高解像度カメラを搭載インフラ点検用ドローン提供開始

インフラ点検用ドローン「ACSL-PF2」

株式会社自律制御システム研究所(以下:ACSL)とPhase One Japan株式会社(以下:Phase One)は、Phase Oneの超高解像度カメラiXMシリーズをACSLが開発したドローン「ACSL-PF2」に搭載した、インフラ点検用ドローンの提供を開始した。

超高解像度カメラ「iXM 100MP」

同ドローンは、超高解像度の空撮が可能で、広い範囲を短時間で撮影するため、空中写真測量の効率化を図ることができる。また、接近困難なインフラ構造物を離れた位置から全体像を捉えつつ、一部分を拡大し精細に確認することが可能だという。取得した高品質な画像は、三次元化やAI判定などポストプロセッシング処理を短時間で実行することができる。

ACSLが多くの実績を有するプラント点検では、プラント外の配管や壁面をドローンに搭載したカメラを用いて遠隔操作で撮影し、撮影した画像から配管の腐食や壁面のひび割れ等を判断するが、近接できない構造物を遠方から撮影する場合、画像の質が点検画像として使用できない場合がある等の課題があったという。

Phase Oneの超高解像度カメラiXMシリーズは、ドローンで飛行しながらでも広範囲に精細な画像撮影が可能。地上からカメラの操作ができることから、空撮での点検や測量に適しており、ACSLのインフラ点検用ドローンに搭載することでより効率的な点検を可能にするとしている。

■超高解像度カメラiXMシリーズを搭載したインフラ点検用ドローン「ACSL-PF2」の特徴
  • 1億5千万画素および1億画素の超高解像度カメラを搭載することによる精密な画像撮影が可能
  • ドローンが自動航行で飛行している間でも、地上から露出調整ならびに任意のウェイポイント(あらかじめ決めておいた飛行ルートの地点)やインターバルでシャッターを制御することが可能
  • 三次元化やAI判定などに最適なダイナミックレンジが広い高解像度画像を取得可能
  • アームとボディの一体成型により強度だけでなく防塵・防水性能が向上 ※カメラはiP53適合

ACSL

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