1年間無所属のプイーグがメジャー復帰を目指す 複数球団が興味

昨季終了後にフリーエージェントとなるも契約先が見つからず、無所属のまま1年間を過ごしたヤシエル・プイーグは、2021年シーズンのメジャー復帰を目指している。先週、レイチェル・ルーバ(トレバー・バウアーの代理人)と契約したことを発表したプイーグには、すでにアストロズ、オリオールズ、レッドソックスなどが興味を示しているようだ。プイーグは日本時間11月25日に自身のTwitterでメジャー復帰を目指すことを宣言している。

現在29歳のプイーグは、2019年にレッズとインディアンスの2球団で合計149試合に出場し、打率.267、24本塁打、84打点、19盗塁、OPS.785を記録。シーズン終了後にフリーエージェントとなったが、なかなか新天地が決まらなかった。7月中旬にブレーブスと1年契約で合意したことが報じられたものの、その3日後に新型コロナウイルスの陽性反応が判明し、ブレーブスとの契約合意は白紙撤回に。ブレーブスはニック・マーケイキスが出場辞退を撤回して戦列復帰したため、プイーグを獲得する必要はなくなり、結局プイーグは無所属のまま今季を終えた。

複数の球団首脳は、プイーグが今オフ、メジャー契約を得ることを確実視している。ただし、1年間プレーしなかったプイーグがどれくらいのパフォーマンスを見せられるか不透明なため、基本給を低めに抑え、出来高を多く設定する形が予想されている。

プイーグはTwitterの投稿で「2021年を新たなチャプターにしたい」とメジャー復帰の意向を明言。「2021年、プイーグは準備ができているだろう。仕事ができることを楽しみにしているし、完全なる勝利を追い求めていくよ!」と来季に向けた意気込みを記している。

なお、プイーグはTwitter上で同じ代理人のクライアントであるバウアーと「遠投競争」について話している。プイーグはバウアーに対して「いつ、どこでやるのか教えてくれよ」とツイートした。ちなみに、2019年7月にプイーグがレッズからインディアンスへ移籍した大規模な三角トレードで、バウアーはインディアンスからレッズへ移籍している。プイーグの新天地とともに、両者の「遠投競争」の行方にも注目だ。

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