学校活動にICT活用 都城・教諭対象にセミナー

都城市中央公民館であった市授業力向上セミナー

 都城市の小中学校教諭を対象にした授業力向上セミナー(市教育研究所主催)は20日までの2日間、市中央公民館などであった=写真。3講座に計100人が参加。学校活動での情報通信技術(ICT)活用などについて理解を深めた。
 20日は各校の情報教育担当者51人が受講。グーグル社の講師が遠隔で、同社が提供している教育ソフトの使い方などを指導した。
 続いて同研究所ICT技術活用研究班に所属している小中学校教諭4人が交代で登壇。4人は職員用の健康確認やアンケート、数式やグラフ作成ソフトを使った入力など実践例を紹介した。
 「アンケートはパソコンやスマートフォンから参加でき保護者にとっても便利。集計からグラフ化まで自動」などと利点を挙げた。
 市学校教育課の北村義人指導主事は「今後のICT導入に備え、教員はしっかり対応できるよう準備が必要」と話した。
 例年は夏休み中に10講座ほど設け400人超が参加するが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で内容を厳選し規模を縮小した。

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