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全国有数の養殖トラフグの産地・長崎県松浦市で27日、トラフグの唐揚げが市内の全小中学校16校で給食のメニューに提供された。
同市では年間610トン、全国の15%の養殖トラフグを生産している。トラフグの給食は水産業への理解を深めてもらおうと、市と新松浦漁協が2013年度から提供。15年度からは11月29日(いいフグの日)を前に実施している。今年は合計2815食分を提供した。
同市御厨町の市立御厨小黒川政信校長、209人)には新松浦漁協新星鹿支所の吉澤隆則支所長と、養殖生産部会長の桝屋勝さんが訪れ、5年生の教室で配膳を前に、トラフグの生態などを説明。児童は「餌は何?」「名前の由来は?」など質問していた。
トラフグは冬が旬。小船環さんは「5年間、トラフグの給食を食べているけど、今年のが一番おいしかった」と笑顔で話した。