「看護師の責任自覚」 佐世保市立専門学校が戴帽式

上級生からナースキャップを受け取る1年生=佐世保市体育文化館

 佐世保市立看護専門学校(久家美智代校長)の本年度新入生の戴帽式が27日、佐世保市光月町の市体育文化館であり、79人が看護師への決意を新たにした。
 新型コロナウイルス感染防止のため、式の規模と時間を短縮。ろうそくへの点火を取りやめ、来場者数も制限した。1年生は保護者らが見守る中、女子はナースキャップを、男子はポケットチーフを、それぞれ3年生から緊張した表情で受け取った。
 久家校長は式辞で「心が折れそうなときは今日の戴帽式を思い出し、仲間とともに頑張って」と激励。1年生を代表して登壇した池田良奈さん(24)は実習を通じ、患者が抱える悩みをくみ取る大切さを実感したと語り、「看護師に求められる判断力や責任の重さを自覚し、今後も学びを深めていきたい」と誓った。

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