ブリ・サワラ・タチウオ特効! 金属製ぶっ飛びミノー「スチールミノー」がショアジギングに革命を起こす!?

タックルハウスの「スチールミノー」は鉛とステンレスを組み合わせた全金属製のミノー。メタルジグと同様のぶっ飛び性能を持ち、ミノーの「泳ぎ」も兼ね備えたいいとこ取りのルアーなのです。レンジや誘いを変えればさまざまな魚種を狙うことも! この記事では特にタチウオ・サワラ・ブリを釣るカラーセレクトやアクション法などの詳細な使い方を解説します。

金属製のボディを持つミノー「スチールミノー」

2017年の秋に発売されたルアー「スチールミノー」。すでにこのルアーの恩恵に与っているアングラーも多いのでは。しかし、初めて見る人にとっては…長めの鉄板バイブ?

いいえ、実はこのルアー、金属製のミノーなのです!

スチールミノー(タックルハウス)

【スペック】
●タイプ:シンキング ●全長:75mm、95mm、105mm、110mm ●自重:18g、31g、41g、57g ●カラー:全20色 ●価格:1,450円、1,500円、1,900円

この不思議なフォルムは全体の真ん中までを鉛製ボディが占め、後半部にウォブリングアクションを制御するステンレス製のスタビライザーが配置されている構造。

そう、『スチールミノー』という名前ですが、実際は鉛とステンレスで構成されているんです。

スチール(鋼)というのは『金属感』を連想させるイメージとして付けたもの。ではなぜ、ミノーを作るのにわざわざ金属を使用するのか?その最大のメリットと言えるのが飛距離なんです。

スチールミノーは「メタルジグ並みに飛ぶミノー」なのだ!

樹脂製ミノーでは難しい深場でも泳げる

通常のミノーでも遠投できるものはありますが、このスチールミノーはそれ以上! メタルジグと同等の飛距離が出せるんです。

そして沈みも速いので、10mを超す深場でもミノー同様のウォブリングアクションで力強くアピールすることが可能になっています。

通常の樹脂製ミノーがカバーできる範囲は浅く、飛距離もどんなに頑張っても数十メートルが限界です。

ところがスチールミノーは金属製ゆえの重さで飛距離と沈みの速さがメタルジグ並みなので、広範囲を立体的に、しかも素早く探ることができるんです!

対応魚種はフィッシュイーターなら何でもOK。まずは遠投して広範囲の表層をスピーディに探り、水面までベイトフィッシュを追い詰めようとしている高活性な魚を狙ってみましょう。

それでも反応がなければ徐々に水深を下げて中層以深まで探り、ボトム付近はメタルジグやバイブレーションに任せる、という具合。タチウオにも最適なので、ぜひ使ってみてほしい!!

スチールミノーの「3大魚種別攻略法」!

テンションフォールで狙おう!【タチウオ】

タチウオは上方向に喰い上げる性質があるので、まずはロッドを立て気味にして表層レンジをスローにただ巻きで。

その後ラインテンションを保ちながら2~3秒フォールさせると、自発的にローリングしながら斜め下方向に泳ぎ、この時にアタリが集中します。

タチウオ狙いだと表層のただ巻き&テンションフォールがおすすめ。

タチウオを狙う場合のオススメカラーは「ゴールドレッド・グローベリー」、「フルパープル・グローベリー」。

水面直下をグリグリと速く巻くのが一番!【サゴシ・サワラ】

サゴシの場合は速巻きするだけでOK。スチールミノーはただ巻きだと浮き上がるタイプのルアーなので、ロッドティップを下げ気味に構えて水面直下をトレースするのがキモです。

歯が鋭く、ラインテンションを緩めるとリーダーごと噛み切られることがあるので注意しましょう。

サゴシには表層の速引き。掛かる前も後も、釣り上げてからも歯には注意!

サゴシには「チャートレインボー・ピンクベリー」、「エスケープシルバー」も有効だ。

不意のスパイラルフォールにガツン!!【ハマチ・ツバス】

基本的には任意の水深&任意のスピードでただ巻きすればOKですが、途中に巻くのを止めてロッドティップを海の方へ倒し込み、ラインテンションを1~2秒だけ抜いてみましょう。

若干頭下がりの水平姿勢でスパイラルフォールを発生。このイレギュラーアクションがブリ系の魚にてきめんに効くのです。

ハマチ・ツバスは魚のいる水深を探りつつ、有望なレンジではスパイラルフォールで誘いをかけてみよう。

こうした青物には王道の「ゴールドレッド・グローベリー」「イワシ」「ブルーピンク」も使ってみたい。

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