NYらしいメークとは?作りこまない美しさを”作る”

ワンポイントで差をつける! 秋のランクアップメーク

おしゃれの幅が広がる秋は、新しいメークに挑戦するのにもぴったり。プロのメーキャップアーティストが、最先端のテクニックを伝授します!


【今号のテーマ】 NYらしいメークとは

© Alexxandra Engel / Shutterstock.com

連載の最後は、ニューヨーカーらしいスタイルのメークを学びましょう! ニューヨークといえば、クールで遊び心のあるストリート系ファッションです。 キーワードは「自分らしい自然なスタイル」。ニューヨークでは、作り込んだファッションの方がダサい印象を受けます。「better than nothing(何もしないよりいい)」といった程度の心構えのカジュアルさが、逆に「今っぽい」と見られるのですよね。 ベースはファンデなしのネーキッドメークを。ニューヨーク生まれのブランド「グロッシアー」が、発色も質感もぴったりです。眉は毛流れを整える程度で十分。 その代わり、原色のアイシャドーをワンポイントにしましょう。自分の好きな色でいいです。緑は、意外とどんなファッションにも合うので、取り入れやすい色です。さらにピンクやオレンジ系のグロスリップを合わせると、キュートですよ! 暗い赤のアイライナーにすれば、逆にミステリアスな雰囲気に仕上がります。 日本人は流行ばかり意識する人が多いですが、ニューヨークに来たからには、ぜひ自分の好きなファッションスタイルを、自由に楽しんでみてください。 **

【キーワード解説:ネーキッドメーク ヌードメークとも。生まれ持った素肌の色味を生かし、ナチュラルな質感をキープする。ファンデーションを付けてないくらい軽い付け心地が理想。 ●志村さんオススメ● Perfecting Skin Tint by Glossier

Photo by Glossier

塗っていることも気にならないくらい、薄付きなのが魅力のエンハンサー(ベースメーク)。全12色。グロッシアーの製品はビーガン対応なのも、選ばれるポイントの一つだ($26 / glossier.com) ★今号が最終回です。ご愛読ありがとうございました!

志村天謙(たかのり)さん

横浜市出身。 日本で会社勤務を経て、2012年に来米し、メーキャップアーティストとしてのキャリアをスタート。 「Vogue」「ZARA」などでメーキャップを担当。 Instagram: shimu25

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