首里城、大龍柱の補修完了 新たな柱の見本に

 沖縄総合事務局と県、沖縄美ら島財団は30日、昨年10月の首里城火災で損傷した大龍柱の補修作業が完了したと発表した。補修は9月から約3カ月かけ、過程は一般公開された。2022年度からの正殿復元工事に合わせて制作される新たな大龍柱の見本に活用される予定だ。 補修した大龍柱は今後約2年間は首里城公園の下乃(しちゃぬ)御庭(うなー)で展示する。2体はひび割れや胴体部の損傷を接着、内部のひび割れはアンカーでつなぎ止めた。表面には石材の風化を防ぐため強化剤を塗った。

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