そのぎ茶の魅力体感 外国人観光客向けモニターツアー

茶畑で記念撮影を楽しむ参加者=東彼杵町

 東彼東彼杵町は11月14、21の両日、特産の「そのぎ茶」の魅力に触れる外国人観光客向けのモニターツアーを実施し、在日外国人計16人が参加した。
 同町では、地元生産者が中心となり、「グリーンティー(緑茶)」と「ツーリズム(観光)」を組み合わせた体験型観光「グリーンティーリズム」を展開。町は、さらなるインバウンド獲得と販路拡大を目指し、本年度から「長崎いけどき茶プロジェクト」に着手した。日本茶の海外販売や外国人向け観光のノウハウを持つ松本靖治さんを京都府和束町から招き、新たなツアー企画の開発に取り組んでいる。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、これまでにオンラインでのモニターツアーを複数回実施。11月に入り、初めて実際に米海軍佐世保基地関係者や留学生の参加を募った。
 参加者は松本さんの案内で茶畑や製茶工場を巡ったり、そのぎ茶を飲み比べたりして満喫した。町ふるさと交流センターの飯塚将次さんは「新型コロナの状況を見ながら、できる範囲での事業化に向けて磨き上げたい」と話した。

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