大浦署が死亡事故現場診断 住民ら安全対策要望

現場診断をする参加者=長崎市小ケ倉町1丁目

 大浦署はこのほど、10月に死亡事故が発生した長崎市小ケ倉町1丁目の国道499号で現場診断をした。道路の状態を調べ、再発防止について話し合った。
 同署によると、事故は10月28日午後10時5分ごろ発生。現場は片側1車線の直線道路で、横断歩道を渡っていた同市の女性=当時(85)=がトラックにはねられて死亡した。
 現場診断には県や市の担当者、地域住民ら約15人が参加。「横断歩道の両端にコーンを設置してほしい」「横断歩道と停止線の位置が離れすぎているのでは」などの意見が上がった。
 同署の白石陽一交通課長は「対策として実施できるか検討したい。取り締まりや交通安全教育、地域への啓発活動などソフト面での意識づけも続けていく」と話した。

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