トヨタ、中古競技車両の個人間売買をサポートする『TGR TRADE』トライアルを開始

TOYOTA GAZOO Racing(TGR)はモータースポーツ競技車両の個人間売買サービス『TGR TRADE』のトライアルを12月1日(火)より開始した。

 トヨタ初の試みであり、中古車の個人間売買サイトを手掛けるAncarとの提携サービスとなるTGR TRADEは、競技車両を手放したいものの売却先が分からないユーザーや、レースやラリーに興味があり中古車で手軽に参加してみたいが、どこで車両を購入すべきか分からないという悩みを抱える人など、売り手と買い手の双方を結びつけるためのプラットフォームとなるものだ。
 
 TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ RaceやTGRラリーチャレンジ、2021年にスタートするヤリスカップなど参加型モータースポーツを展開するトヨタは、このTGR TRADEによって競技用中古車が流通する市場を作ることで、モータースポーツへの参加のハードルを下げ、クルマファンの裾野拡大につなげることに役立ちとの思いから同サービスを開始したという。
 
 出品ならびに取引はスマホを使って簡単に行うことができ、出品者は他の個人間売買サービスのように自分で売りに出したい車両を登録することで、買い手に商品情報を開示することが可能となる。その後、興味をもった買い手とサイト内で直接コミュニケーションをとり、価格交渉などに進むというのが取引の流れだ。

 また、相手と直接交渉するのが不安な場合は、売買作業をすべてGR Garageが代行するガレージ出品という方法も利用可能。いずれの方法でも買い手は車両の状態を直接または間接的に知ることができ、安心して中古車両を手に入れることができる仕組みだ。

 さらに、個人間売買特有の車両状態に対する不安に応えるため、希望される場合にはレースやラリーでのノウハウや経験を持つGR Garageで納車や点検を受けることもできる。なお、サービス開始時点ではGR Garage水戸センター(https://toyota.jp/gr/garage/mitointer/)が対象店舗となり今後、協力店舗を募っていくとしている。
 
■TGR TRADE サービスサイト:https://www.ancar.jp/grtrade/

TGRラリーチャレンジの参加車両

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