冬の高速道、雪氷対策出陣式 除雪車も準備万端

除雪車を前に冬の安全を祈願する宮司=伊勢原市上粕屋の中日本高速道路東京支社伊勢原保全・サービスセンター

 冬季の高速道路などの安全対策に向け、中日本高速道路は1日、伊勢原保全・サービスセンター(神奈川県伊勢原市)で出陣式を行った。1日から来年3月末までを雪氷対策期間とし、除雪や凍結防止剤の散布、警戒活動などに集中的に取り組む。

 同センターは東名高速や新東名高速の一部、小田原厚木道路、西湘バイパスを管轄。出陣式には職員のほか、県警高速隊の隊員ら約90人が出席。凍結などに起因する事故が起きないよう、神事を行い、安全への祈りをささげた。除雪車などの試運転や動作確認も実施した。

 同センターの高取芳親所長は「まとまった降雪の可能性もあり、気を引き締めて臨まなくてはならない」と訴えた。同センターはドライバーらに「冬用タイヤを早めに準備、装着して安全運転に徹してほしい。適度に休憩を取ってハンドルを握ってほしい」と呼び掛けている。

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