世界的チェロ奏者 中木健二を迎え定演 長崎OMURA室内合奏団

特別出演するチェロ奏者、中木健二

 大村市を拠点に活動するプロの室内オーケストラ「長崎OMURA室内合奏団」は18日に長崎市、19日に大村市で、定期演奏会を開く。「弦楽オーケストラで彩る魅力のプログラム。」と題し、世界的チェロ奏者の中木健二が特別出演する。
 中木は愛知県出身。パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大を経て、2014年までフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団首席奏者。帰国後は紀尾井ホール室内管弦楽団のメンバーとして活躍する傍ら、東京芸術大音楽学部准教授を務めている。
 演奏会はバイオリン奏者など22人が出演。コンサートマスターでアーティスティック・アドバイザーの松原勝也編曲によるバッハの「プレリュードとフーガ」が聞きどころ。ほかにモーツァルトの「ディヴェルティメント」、ドヴォルザークの「弦楽セレナーデ」を披露する。同合奏団の村嶋寿深子芸術監督(84)は「聴き応えのある弦楽アンサンブルを堪能してほしい」とPRする。
 18日は午後7時から長崎市茂里町の長崎ブリックホール大ホール。19日は午後2時から大村市幸町のシーハットおおむら・さくらホール。チケットは全席指定で前売り一般3500円、大学生以下千円。当日はいずれも500円増し。チケットぴあなどで販売中。未就学児は入場不可。インターネットでの有料ライブ配信も行う。
 問い合わせは同合奏団事務局(電0957.47.6537)。

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