メルセデス、ハミルトンの代役にラッセルを抜擢。エイトケンがウイリアムズからF1デビュー:サクヒールGP

 メルセデスが2020年F1第16戦サクヒールGPで、ルイス・ハミルトンのマシンにジョージ・ラッセルを乗せることを発表した。ハミルトンは今週、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性結果が出たため、サクヒールGPを欠場しなければならなくなった。

 12月1日にハミルトンの欠場を発表した際、メルセデスは、代役を務めるドライバーについては公表しなかった。しかしチームは育成プログラム出身でウイリアムズに所属するラッセルを乗せたい意向であると伝えられており、交渉の結果、ウイリアムズがラッセルを貸し出すことに同意したことが明らかになった。

 ラッセルは非常に高い評価を受けているドライバーで、王者メルセデスの将来のレギュラードライバー候補であると考えられている。今回実戦で起用することで、メルセデスはラッセルの力をより詳細に確認することができる。

 一方ウイリアムズは、今週末、ラッセルの代わりにリザーブドライバーのジャック・エイトケンを走らせることを発表した。現在FIA-F2選手権に参戦中のエイトケンは、2020年シュタイアーマルクGPでFP1に参加、FW43を走らせた経験を持つ。

ウイリアムズF1チームのリザーブドライバー、ジャック・エイトケン

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