新潟県妙高市に新型コロナ軽症者などを受け入れるための宿泊医療施設を追加で開設

新潟県は3日から、妙高市のホテル「パストラーレ妙高」(新潟県妙高市新井 2400−1)を宿泊医療施設として開設する。

この取り組みは県内における新型コロナウイルス感染者の増加を踏まえたもので、今後クラスターなどの発生により感染者が急激に増加した際にも医療機関の病床が確保できるようにするためのもの。同施設では50室程度が確保され、無症状又は比較的軽症の患者を受け入れる。受け入れ開始は3日からで、現在入院中の医療機関などと調整後、患者の順次受け入れを開始していくという。

新潟県では4月24日に、同様の施設としてシングルイン新潟第3(新潟市中央区花園2丁目2-23)を開設しており、軽症患者などを受け入れる施設は、現在県内に2施設(100室)となった。県ではこうした施設を上越・中越・下越・佐渡の各エリアに設置する予定であり、現在も1施設(100室程度)を追加で準備中である。

なお、「パストラーレ妙高」は当初26室を確保する予定だったが、スタッフの待合室や機器の保管場所などを含むゾーニングの見直しの結果50室の確保が可能になったという。

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