テイクアウト用商材に注目が集まる @FABEX(ファベックス)関西 関西 デザート・スイーツ&ベーカリー展、地域食品ブランドフェアも開催

▲今後展示会の開催を予定している関係者の姿もあったという

 主催の日本食糧新聞社(東京都中央区)によると、新型コロナの影響で、大手を中心に出展を見合わせたり、また、東京と名古屋での開催が中止や延期となったため、関西に初出展する企業があるなど、例年と異なる顔ぶれとなった。

 パンのテイクアウト用包材を取り扱うKKI(愛知県西春日井郡)には、パンや果物店、スーパー、百貨店、冷凍食品会社などが集まった。顧客がトレーに入れたパンを、自ら包んで持ち帰ることができるテイクアウト用包材を展示した。「衛生的でレジ待ちの時間が軽減できるとして注目された。人手不足の解消もできる」

▲日本マッケイン・フーズ(東京都港区)では、クラフトビールとのペアリングの試食も好評だった

 カナダ発のフライドポテトを扱う日本マッケイン・フーズ(東京都港区)には、飲食店やベーカリー、カフェの関係者が訪れた。テイクアウトやデリバリー需要に対し、時間が経っても食感を持続できるフライドポテトを展示した。「特別な衣でコーティングしており、冷めても美味しいと好評だった」

 貸しおしぼりや使い捨て製品の製造販売をするKCC(大阪市)は、紙製の金色のおしぼりを展示した。珍しい色のため興味を持つ人が多く、柄や企業名、メッセージなどをアレンジできるので来場者の反応が良かった。「外食業界では、布から紙のおしぼりに変更する企業が多い。感染症対策として、個別包装の製品に需要がある」

▲実機での実演を行ったレオン自動機(栃木県宇都宮市)のブースには、食品メーカーや飲食店、コンビニなどが訪れた

 品製造機械メーカーのレオン自動機(栃木県宇都宮市)は、調理の最終成形の工程を自動化する装置を展示した。省力化できる点が強みで、菓子の他、弁当のミートボールやすり身などにも応用できる。小売店や業務用の食材業者らを中心に、1日に約100社と商談した。

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