「近隣住民に説明不足」 新フェリー計画で横須賀市謝罪

新規フェリー航路を巡り、市議会都市整備常任委員会で答弁する田中副市長(右から2人目)=横須賀市議会

 2021年7月に横須賀港新港ふ頭─北九州港間で開設予定の新規フェリー航路を巡り、今月2日に開かれた横須賀市議会都市整備常任委員会で、田中茂副市長が「地域の皆さんに心配を掛けていることをおわびしたい。もっと丁寧に何度も説明する姿勢が足りなかったと反省している」と近隣住民への説明不足などについて謝罪した。

 市は、近隣住民に対しては港運事業者らで構成する「横須賀港運協会」との話し合いがまとまってから詳細を説明する予定だったと釈明。住民側が求めている新港ふ頭周辺の土・日曜の交通量調査や環境対策について第三者による検証を実施し、今後結果が判明したものから順次内容を報告すると説明した。

 田中副市長は「今後は質問に対しできるところはすぐ答える。その繰り返しの中で理解していただきたい」と強調。市職員が同日から地元町内会長らを直接訪ね、対策などについて話すという。

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