戸田恵梨香が謎のヘルパーに。長瀬智也主演×宮藤官九郎脚本「俺の家の話」に出演

戸田恵梨香が、TBS系で2021年1月スタートする、長瀬智也主演の連続ドラマ「俺の家の話」(金曜午後10:00、開始日未定)に出演することが分かった。

宮藤官九郎オリジナル脚本の本作は、生きていたら誰もが経験する、人生の関門=介護と相続がテーマに、濃すぎる家族が織り成す王道のホームドラマ。プロレスラーを引退し、20年ぶりに実家に戻った主人公・観山寿一(長瀬)が、能楽の人間国宝である父・寿三郎(西田敏行)の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と謎の女性介護ヘルパーを巻き込んで、介護と遺産相続を巡る激しいバトルを繰り広げるストーリーだ。桐谷健太、永山絢斗、江口のりこ、井之脇海、平岩紙らも出演する。

19年のNHK連続テレビ小説「スカーレット」以来初のドラマ出演となる戸田が演じるのは、謎の介護ヘルパー・志田さくら。訳あって20年以上も家族と音信不通だった寿一は、父・寿三郎の危篤の報せを受けて病院に駆けつける。奇跡的に一命を取り留めた寿三郎が婚約者として紹介したのが、介護ヘルパーのさくらだった。さらに、寿三郎が遺産をすべて彼女に譲ると宣言したため、家族は仰天。さくらは献身的に寿三郎を介護するものの、遺産目当てではないかと寿三郎の子どもたちからいぶかしく思われるという役どころだ。果たしてさくらの狙いとは? 寿一をはじめとした寿三郎の子どもたち、周りの人々とはどのような関わりを見せるのか注目だ。

「宮藤さんと長瀬さんの織り成す世界観に参加させていただけるなんて本当にうれしいです」と出演を喜ぶ戸田は、「(宮藤が脚本を務めた)『流星の絆』(同局)では桐谷健太さんに『地味』と書かれた付箋(ふせん)を貼られましたが、今回は脚本のト書きに『地味な女』と、宮藤さんの私のイメージなのか願望なのか分かりませんが書かれておりましたので、このホームコメディーを真面目に、そして地味に頑張りたいと思います」と意欲を見せる。そして、「なーんにも考えず、ただ見ていてくすっと笑えてホッとしてもらえるような、家族っていいなと思ってもらえるような作品になったらいいなと思います。楽しみに待っていてくださいね」とメッセージを寄せている。

磯山晶チーフプロデューサーは「12年前に『流星の絆』で(有明)静奈を変幻自在に演じていただいた時から、戸田さんに魅了され続けています。2年前の『大恋愛〜僕を忘れる君と』(同局)でさらに表現力がパワーアップしているのを体感し、今回『どうしても!』とずいぶん前からオファーしてやっとかなうことになりました」と強いラブコールの末のキャスティングだったことを明かし、「西田敏行さんとデイケア施設で出会って、財産のすべてを譲ると言われる介護ヘルパー役です。果てしなく怪しく、尋常じゃなく魅力的な女性を演じていただきます。また新しい戸田恵梨香さんの一面を皆さんにお見せできたらと思います」と話している。

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