猿八座にサントリー地域文化賞 人形浄瑠璃の魅力、国内外に発信

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サントリー地域文化賞に選ばれた人形浄瑠璃一座「猿八座」の西橋八郎兵衛座長=2日、県庁

 新潟県の佐渡に伝わる「文弥人形」を継承し、県内外で活躍する人形浄瑠璃一座「猿八座」(西橋八郎兵衛座長)が2日、地域文化の発展に貢献した個人や団体に贈られる「サントリー地域文化賞」(サントリー文化財団主催)に選ばれ、県庁で発表された。本県から同賞に選ばれるのは4件目。

 同賞は独自性や地域の文化向上に与えた影響などの選考基準に照らし、原則として毎年5件が選ばれる。本県ではこれまで阿賀町の「つがわ狐の嫁入り行列」の実行委員会など3件が受賞している。

 猿八座は1995年に立ち上がり、現在は新発田市に稽古場を設けている。佐渡市在住の西橋座長は、本県を舞台にした古浄瑠璃「越後国柏崎 弘知法印御伝記(こうちほういんごでんき)」などの復活上演に携わってきた。

 人形劇の「文弥人形」を継承するとともに、古浄瑠璃の復活上演などを通じて国内外に人形浄瑠璃の魅力を発信していることが高く評価された。

 新型コロナウイルス禍で公演ができない状況が続くが、現在も新作の準備に取り組んでいるという。西橋座長は2日に県庁で開かれた記者会見で、「評価してもらい大変ありがたい。文弥人形が知られるいい機会にもなったと思う」と感謝した。