【新型コロナ】感染者の新入院基準、7日から運用 神奈川県全域

神奈川県庁

◆重症化リスクを点数化

 新型コロナウイルスの感染者を年齢や基礎疾患などを基に点数化する県の新たな入院基準について、7日から運用を始めることが3日、神奈川県への取材で分かった。病床が逼迫(ひっぱく)する中、重症化しやすい患者を優先させる仕組みで、医療提供体制の維持を図る。

 新基準では優先度を判断するため、75歳以上は3点、65~74歳が2点、糖尿病などのハイリスク因子は1項目当たり1~2点、無症状はマイナス1点などと点数化。患者急増期は合計5点以上を入院の目安とした。ただ、医師が必要と判断した場合はその判断を優先する。

 現行の基準では65歳以上や基礎疾患がある人を無症状や軽症でも入院させていたが、必要がない場合は自宅などで療養してもらえるようにする。3日に県と保健所設置市が協議し、7日から県内全域で運用を始めることを決めた。

© 株式会社神奈川新聞社