開業120周年を迎えた新山口駅で 12月5日に山口市南部地域の特産品フェアなど多数の催しが開催

 山口市南部地域の食材を使って開発された加工品や農産物を購入できる「南部地域特産品フェア」が開催される。日時は12月5日(土)正午から午後2時までで、会場はJR新山口駅北口駅前広場(山口市小郡下郷)。12月3日に開業120周年を迎えた同駅の周年祭企画の一つ。

 販売されるのは、山口市阿知須や同秋穂地域の農漁業・加工業者、地域おこし協力隊らが連携する「南部地域特産品開発会議」から誕生した商品など16種類。南部地域でしか販売されていないものも多数あり、地域で昔から親しまれてきた漬物や菓子、郷土の偉人にあやかったワインも並ぶ。生産者と商品名は次の通り。

・あぐりてらす阿知須=山口きららピクルス、かき餅、寒漬
・久保養蜂場=ハニーベジタブルジャム、蜂蜜、はちみつ漬け
・やすみつ農園=みかんチップス、みかんジュース、みかん
・菓秋やませ=阿知須饅頭、秋穂饅頭、くりまさるどら焼き
・山世水産=干しえび、海老せん
・鋳銭司ぶどう組合=益次郎ワイン・琴ワイン。

 また、同日はほかにもさまざまなイベントが駅構内で催される。在来線改札前では、午前9時半から10時50分まで、SL「新山口駅開業120年記念」号に乗車した人に山口市の特産品詰め合わせ(徳地とりたまの里「とりたまバウム」、山陰堂「名菓舌鼓」、金子老舗「小郡饅頭」)がプレゼントされる(12月6日も実施)。

 観光交流センターでは、午前10時半から午後3時まで「駅ピアノ@新山口」がある。今回はベートーベン生誕250周年を記念した内容で、「熱情」「月光」「悲愴」「エリーゼのために」などの一般演奏者による演奏リレー(午前10時半~11時40分)や、「第九 歓喜の歌」「メヌエット」「トルコ行進曲」をアレンジしたソレイユトリオ(ピアノ、バイオリン、フルート)とハタス(パーカッション)による演奏(午後1時半~2時)が楽しめる。演奏の様子は同センターのフェイスブック(facebookhttps://www.facebook.com/TICshinyamaguchi/)でライブ配信もされる。さらに、駅ピアノの音楽に合わせて行われる「クマと森のピアノ」などの絵本の読み聞かせ(1時~1時20分)、シュルンマーリートによる「主よ人の望みの喜びを」などのハンドベル演奏(2時半~3時)と、内容盛りだくさんだ。

 なお、同センターでは12月20日(日)まで「SLギャラリー2020」も開催中。SLやまぐち号のパネルやヘッドマークが展示され、短編映像上映も鑑賞できる。入場無料で、来場特典として記念証がもらえる。

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