【神奈川】城下町の「真ん中」にグランドオープン 「ミナカ小田原」

関係者がテープカットを行ったオープニングセレモニー=ミナカ小田原

 小田原駅に直結する商業施設「ミナカ小田原」(小田原市栄町)が4日、グランドオープンを迎えた。城下町の新たな「真ん中」として、市民や関係者らは地域活性化への期待を込めた。

 ミナカとは「真ん中」という意味の古語で公募で選ばれた。オープニングセレモニーで運営する万葉倶楽部(同)の高橋理社長がこの経緯を説明し、「小田原の中心、ミナカとして50年後も多くの人が集う場となって愛される施設にしたい」と意気込みを語った。地元出身のタレントで「ミナカ小田原アンバサダー」の柳沢慎吾さんも「全国からも人が来てほしい。活気あふれる小田原になればいい」と期待を込めた。

 セレモニーには先着順の整理券を得た市民も参加。午前6時ごろに来たという一番乗りの市内の女性(49)は「城下町らしい建物ですてき。近くなので今後も来たい」と話していた。

 ミナカ小田原はタワー棟(地上14階、地下1階)と小田原新城下町棟(地上4階)からなり、タワー棟には足湯やホテル、レストラン、新城下町棟には物販店などがある。市施設の図書館や子育て支援センターなども入っている。

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