訪日外国人客どうもてなす?長崎初「市民ガイド講座」

 市民ガイドの発掘とおもてなし強化を目的とした「インバウンドガイド講座」が3、4の両日、長崎市内であり、市民約30人がガイドの基礎や技術を学んだ。
 長崎国際観光コンベンション協会と、全国の観光関連業界や自治体でつくるインバウンドガイド協会が共催。インバウンドガイド協会は、昨年から全国でガイド人材の育成講座を開催しており県内では初めて。
 ガイド講座は座学とフィールドワークの2部構成。参加者は3日、地域の特性や国別の文化の違いなどについて学んだ。4日のフィールドワークでは、3人ずつのグループに分かれて、出島表門橋やオランダ坂、新地中華街などを回った。それぞれガイド役を交代で務めながら、案内の仕方や写真撮影の場所などを確認した。
 フィールドワークが終わった後は、反省点などを意見交換。長崎市の会社員、藤原萌さん(32)は「歩く速度や説明する内容が難しすぎないかなど、実際にやってみないと分からないことが多かった。いつかガイドをやってみたい」と話した。

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