友好のシンボル オランダ製恐竜レプリカ完成

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レプリカの完成を祝う田上市長=長崎市役所

 来年10月29日に開館予定の長崎市恐竜博物館(長崎市野母町)に展示する、大型肉食恐竜ティラノサウルスの全身骨格標本のレプリカが完成した。全長13メートルで世界最大級。市から依頼を受けた姉妹都市のオランダ・ライデン市にある国立自然史博物館「ナチュラリス生物多様性センター」が制作した。来年3月下旬、長崎に到着する見込み。
 市によると、複製した化石は米国モンタナ州の約6600万年前の地層から発掘されたもの。骨格からメスの恐竜と考えられ、「トリックス」の愛称で親しまれている。レプリカは繊維強化プラスチック(FRP)製。購入費は約2千万円を見込んでいる。
 同センターは3日、現地で開館200周年を兼ねたレプリカ完成の記念セレモニーを開催。ライデン市のアンリ・レンフェリンク市長が、レプリカの最後のパーツとなる歯を、あご部分に取り付けた。現地と長崎をオンラインでつないで式典に参加した田上富久市長は「オランダと長崎の新たな友好のシンボルとなる」と祝辞を送った。
 レプリカは一度分解して運ばれ、長崎で再び組み立てられる。

歯を組み立てるレンフェリンク市長=ライデン市、ナチュラリス生物多様性センター(長崎市提供)