ツシマヤマネコ「あおば」仲間入り 森きらら

森きららに仲間入りする「あおば」(福岡市動物園提供)

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)に、国の天然記念物ツシマヤマネコの雄「あおば」が仲間入りする。環境省の繁殖計画による移動で、森きららからは4頭が県外の動物園に搬出される。
 あおばは年齢が2歳の若い個体。福岡市動物園から移動する。森きららで飼育していたヤマネコのうち、雄の「草介」と雌の「マミ」はよこはま動物園、雄の「キイチ」は京都市動物園、雌の「結」は井の頭自然文化園にそれぞれ移る。
 森きららでは2010年に繁殖事業を開始。14年に2頭、17年に1頭が生まれた。今回の移動により森きららで飼育するヤマネコはあおばと雌「さわ」の計2頭となるが、非公開で飼育管理を行うという。

 


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