【新型コロナ】33人の感染確認、経路不明は14人 神奈川県所管域

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は5日、県所管域で新たに10歳未満~90代の男女33人の感染が確認されたと発表した。いずれも軽症または無症状。14人が感染経路不明という。

 年代別の内訳は、20代が8人、30代7人、50代5人、10代・70代・80代が各3人、60代2人、10歳未満・90代が各1人。

 秦野市の10代と20代の男性2人はクラスター(感染者集団)が発生している東海大学湘南キャンパス(平塚市)の運動部員。検査でいったんは陰性となったが、その後に発症し、陽性と判明した。同キャンパスの感染者は35人となった。

 大和市の90代男性はクラスターが発生している市内の高齢者施設の入居者で、同施設の感染者は7人になった。

 綾瀬市の30代男性3人は同居し、いずれも建築関係のアルバイトをしており、同居中の別の30代男性の感染が判明していた。

 藤沢市の70代女性は11月下旬に友人10人程度で旅行をしており、うち1人の感染が横浜市で判明していた。

 一方、県は11月30日に感染者として公表した愛川町の30代男性について、患者発生届を取り下げたと発表した。PCR検査で1度陽性になったが、翌日の検査で陰性となり、無症状で同居者にも感染者がいないことから「偽陽性」と判断された。

© 株式会社神奈川新聞社