トヨタが強すぎる! 11月新車販売ランキングでトヨタ ヤリスが3ヶ月連続1位、アルファードやハリアーも上位入り

日本自動車販売協会連合会(以下、自販連)と全国軽自動車協会連合会(以下、全軽自協)は、2020年11月の新車販売の車名別ランキングを発表した。両データを総合したランキングでは、9月10月に続き、絶対王者であったホンダ N-BOXを抑え、トヨタ ヤリスシリーズが総合販売ランキングで1位を獲得した。

トヨタ ヤリス Z[1.5Lガソリン/2WD(FF)/CVT]

総合1位はヤリス! 元王者N-BOXは初のマイナーチェンジで復権を狙う

2020年11月総合販売ランキング(自販連/全軽自協調べ)

■第1位:トヨタ ヤリス 19921台

■第2位:ホンダ N-BOX 15685台

■第3位:スズキ スペーシア 12027台

■第4位:トヨタ ライズ 10627台

■第5位:ダイハツ タント 10599台

自販連、全軽自協調べの販売台数データを集計した2020年11月度の総合ランキングでは、トヨタのヤリスシリーズ(ヤリス・ヤリスクロス・GRヤリスを同一車種として集計)が3か月連続で1位となり、2位のホンダN-BOXに約4300台の差をつけた。10月のランキングでは、トヨタ ヤリスとホンダ N-BOXの差はおよそ2500台だったため、その差が開いた格好だ。

2020年12月24日発売予定の新型N-BOX カスタム

ただしホンダ N-BOXは2020年12月24日に、2017年8月末にデビューした現行型(2代目)では初となる大規模なマイナーチェンジを控えている。

これを受け12月度の販売台数が落ち込みをどの程度抑えられるのか、そして発売後にどこまで巻き返し、再びトヨタ ヤリスを抑え総合トップの座に返り咲くことが出来るのか?

来年2021年にかけてのホンダ N-BOXの動向にも注目していきたいところだ。

アルファードとハリアー、ラグジュアリーな2台が上位に食い込む

2020年11月登録車販売ランキング(自販連調べ)

ここからは、自販連と全軽自協それぞれのランキングについてご紹介していこう。まずは軽自動車を除いたランキングから。ここではトヨタの強さが際立つ結果となった。

■第1位:トヨタ ヤリス 19921台(2020年10月:1位)

■第2位:トヨタ ライズ 10627台(2020年10月:2位)

■第3位:トヨタ アルファード 10109台(2020年10月:5位)

■第4位:トヨタ ハリアー 9897台(2020年10月:6位)

■第5位:トヨタ カローラ 9653台(2020年10月:4位)

■第6位:トヨタ ルーミー 9112台(2020年10月:3位)

■第7位:トヨタ シエンタ 7187台(2020年10月:10位)

■第8位:ホンダ フィット 7161台(2020年10月:7位)

■第9位:ホンダ フリード 6864台(2020年10月:8位)

■第10位:トヨタ ヴォクシー 6860台(2020年10月:9位)

11月はトヨタ ヤリスが19921台を販売。軽を除いたランキングでは5か月連続で1位を獲得した。

2位には10627台を販売したトヨタ ライズ、3位には10109台を販売したアルファードとなった。

11月のランキングで注目したいのは、3位のアルファードと、4位のハリアーだ。

200万円台以下のコンパクトクラスが販売台数上位に位置する中、Lサイズミニバンのアルファード(主要価格帯:400~500万円台)とSUVのハリアー(300~400万円台)という高額モデルが上位に食い込んでいる。このほか7位までをトヨタ車が独占。コンパクトから高級SUV・ミニバンに至るまで、全方位でトヨタの強さを見せつけられた格好だ。

軽自動車ではN-BOXが不動の1位! スペーシアは堅調な売れ行きで2位に復帰

続いては軽自動車11月度のランキングだ。

2020年11月軽自動車販売ランキング(全軽自協調べ)

■第1位:ホンダ N-BOX 15685台(2020年10月:1位)

■第2位:スズキ スペーシア 12027台(2020年10月:3位)

■第3位:ダイハツ タント 10599台(2020年10月:2位)

■第4位:ダイハツ ムーヴ 9980台(2020年10月:4位)

■第5位:日産 ルークス 9019台(2020年10月:6位)

■第6位:スズキ ハスラー 6579台(2020年10月:7位)

■第7位:ダイハツ タフト 6503台(2020年10月:5位)

■第8位:ダイハツ ミラ 6068台(2020年10月:8位)

■第9位:スズキ アルト 5654台(2020年10月:10位)

■第10位:日産 デイズ 5427台(2020年10月:12位)

軽自動車部門では、マイナーチェンジ前にも関わらずホンダ N-BOXが15685台で、1位を獲得し2019年12月からの連続1位記録を更新した。2位は12027台を販売したスズキ スペーシア、3位は10599台を販売したダイハツ タントがつける。

スズキ スペーシアは、3位となったタントと比べ、10月からの減少を小さく抑えたことで2位に返り咲いた。

なお14位にはホンダ N-ONEが、9月の31台、10月の7台から大きく販売台数を伸ばし2899台となり、モデルチェンジの影響が販売台数に現れた。

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