【神奈川】確率1/3 野生のムササビ見られるかな? 愛川でナイトツアー

高尾山で観察されたムササビ(佐藤誠三代表提供)

 神奈川県愛川町半原の県立あいかわ公園周辺の森で、12日に野生のムササビを観察する「ムササビ・ナイトツアー」が行われる。主催する「NEP自然体験プログラム」(佐藤誠三代表)が参加者を募集している。

 ナイトツアーは同日午後4時45分から2時間、同公園近くの中津川沿いの斜面などで、野生のムササビを探して観察する。

 ムササビはリスの仲間で、前足と後ろ足の間の膜を広げて、木から木へと飛び移って移動する。佐藤代表は「ムササビはおおむね体長30センチほどで、手足を広げると座布団くらいの大きさといわれる。ハンカチくらいのモモンガより大型」と解説する。

 ムササビは、大きな木に自然にできた樹洞と呼ばれる穴を巣に使う。「巣穴のある木の近くで、ムササビが出てくるのを待って観察するが、見られるのは3分の1ほどの確率」(佐藤代表)という。

 定員20人で参加費は1人500円(未就学児は無料)。申し込みや問い合わせは、電子メールncass_seizo.1957330@ymobile.ne.jp

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