沖縄でコロナ患者2人死亡 新規感染39人 玉城知事、高齢者感染に注意喚起【12月7日朝】

 沖縄県は6日、新型コロナウイルスに感染し県内の医療機関に入院していた、高齢者2人が死亡したと発表した。県内では70代以上の6人を含む39人の感染が新たに確認された。重症化リスクの高い高齢の感染者が増え続ける状況に、玉城デニー知事は高齢者と接する際は家庭内でもマスクを着用し、高齢者自身も会食を控えるよう呼び掛けるコメントを発表した。

 死亡した2人はいずれも11月上旬に感染が確認されて入院し、12月1日に死亡した。那覇市の男性と本島内の1人で、年代などは遺族の希望で非公表。11月20日から12月4日までの2週間で、70歳以上の高齢者は77人が感染したという。感染者との接触が確認できたのは45人で、このうち44%は病院や高齢者施設内だった。家族内は31%、友人との会食は24%となっている。

 米軍関係の感染者は、県への報告がなかった。

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