「衆院長崎1区は最重点区」 国民民主党 玉木雄一郎代表【インタビュー】

「衆院長崎1区は最重点区」と語る玉木代表=長崎市内

 国民県連結成大会出席のため来崎した同党代表の玉木雄一郎氏は6日、長崎市内で本紙のインタビューに応じた。

 -長崎に県連組織ができた意義は。
 (衆院選)長崎1区は九州の小選挙区で野党が議席を確保している数少ない選挙区。西岡秀子氏は期待の新人議員。党にとって最重点区だと認識している。九州の拠点とも考えており、16人の地方議員とともに党勢拡大の基盤ができ、心強く思っている。

 -旧立憲民主との合流新党に参加しなかったことで衆院選への影響は。
 大きな影響はないと思う。長崎は旧国民、旧立民時代からすみ分けと連携ができていた。地域の信頼、協力関係は党本部として最大限尊重する。(結成大会で)立民県連の山田朋子代表が「しっかり応援する」と明言し、連合からも推薦を頂いている。連携に乱れが生じる懸念はない。

 -旧国民の綱領や理念を継承する党を設立した意味は。
 コロナ禍でみんな苦しんでいる中で、単なる反対ではなく、現実路線の偏らない正直な政治を求める国民の受け皿を残したい。政権をいつかは担う核をしっかり残しておきたいというのがわれわれの思い。

 -特に働く者、若者、地方への支援を掲げている。
 今の日本は若い人ほど負担が大きく希望を見いだしにくい。地方で働く若い人ほど損をしている。その流れを大きく変えて初めて、ポスト、ウィズコロナの新しい社会像を提示できる。地方や、働く若い人に光をきちんと当てる政策政党でありたい。


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