テリーから人種差別発言を受けたA・ファーディナンド…沈黙を貫いた当時を回顧「発言するのが怖かった」

元QPRのアントン・ファーディナンド氏は、2011年にジョン・テリーから受けた人種差別事件に言及した。

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テリーは2011年10月に行われたQPRvsチェルシーの一戦で、A・ファーディナンドに人種差別的な発言をしたとして告発される。裁判では無罪となり、FA懲戒委員会はテリーに罰金と4試合の出場停止処分が下された。当時は事件に関して沈黙を貫いていたA・ファーディナンド氏は、発言したことで巻き起こる誹謗中傷を恐れていたと、イギリスメディア『BBC』のドキュメンタリー番組で明かしている。

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「私はコミュニティを代表して発言していると思えなかったし、当時はそうすることもできなかった。コメントするのが怖かったし、起こったことが渦を巻いてソーシャルメディアで罵倒されるのが怖かったんだ。当時私は何度もネットで叩かれた。でも裁判を他人に委ねてしまったのは後悔している。彼らは私を裏切ったんだ」。

テリーから人種差別を受けたA・ファーディナンドが当時を回顧※写真 Tom Jenkins

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