福士蒼汰主演「神様のカルテ」に清野菜名、北大路欣也が出演決定

テレビ東京系で2021年1月クールに放送されるドラマスペシャル「神様のカルテ」(日時未定)で、福士蒼汰が扮(ふん)する主人公・栗原一止(いちと)を支える、妻・栗原榛名役に清野菜名、一止の師匠で大狸先生こと板垣源蔵役に北大路欣也という豪華キャストが決定した。

本ドラマは、シリーズ累計330万部を記録し11年と14年には映画化もされた、現役の医師でもある小説家・夏川草介氏による同名ベストセラー小説が原作。信州にある「24時間、365日対応」の病院で働く内科医である一止が、患者や恩師との別れ、地方医療の現実を経験し、患者と正面から向き合い「いい医者とは何か?」を考える苦悩と成長の軌跡を描いていくヒューマンドラマだ。

「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」(日本テレビ系)で主演を務めたほか、数々のドラマ・映画に出演し、清純派から華麗なアクションまでこなす若手実力派女優の清野が演じる榛名(ハル)は、信州の医療現場でいくつもの試練に立ち向かう夫を温かく支える妻であり、山岳写真家でもある。

そして、同系で今クール放送の「記憶捜査2〜新宿東署事件ファイル〜」や「三匹のおっさん」シリーズにも出演し、「半沢直樹」(TBS系)でも話題となった北大路が演じるのは、一止の師匠で、“信州のゴッドハンド”と呼ばれる消化器内科部長だ。

原作ファンに人気のキャラクターであるハルと、豪快な性格ではあるが確固たる信念の下、患者たちを救う医師・大狸先生を2人はどう演じるのか期待が高まる。

清野は「今回、新しい枠へのチャレンジに参加できることがとても光栄です。医療の現場で働いている皆さまに、あらためて尊敬の念を込めて、作品作りをしていこうと思います。そして、病院から働いて帰ってくる、一止を支えられたらと思います。連携で救われていく命、救えなくともその中で生まれる人と人との温かい関係。涙なしでは見られないとてもすてきな作品でした」と意気込みとともに本作への魅力を述べた。

また、役どころについて「ハルが住んでいる『御嶽荘』で、病院とはまた違った、温かいホッとする空間を住人たちと過ごしたいなぁと思います。皆さんの、心のどこかを少しでも支えられるような作品になるとうれしいです」と語っている。

北大路は「素晴らしい作品からのオファーをいただき喜びと同時に、身の引き締まる思いです。自然体で参加したい。人にとって一番大切なものは何かそれを追い求める自由が与えられているわれわれ人間。医療・治療・療養・ケアに携わる人々への感謝の念が募ります。初心(うぶ)な心を大事に素直に生き抜く男、大狸先生に憧れます。“人間は生かされている”その感謝と喜びを共有したい」とコメントし、視聴者へメッセージを送った。

田辺勇人プロデューサーは「原作ファンの方々にも人気があり、ドラマでも一止を支える大切なキャラクターとなるハルと大狸先生。この2人を清野菜名さん、北大路欣也さんに演じていただくことになり、大変うれしく思います。ハルは一止の妻であり世界を股にかける山岳写真家。繊細な心を持ち、かわいらしさの中に雪山に1人で登るような強靭な精神力を持っている女性です。そして一止の師匠で、ある信念を持ちながら『24時間365日対応』を掲げる本庄病院の内科部長・大狸先生。『いい医師とは何か?』を問い続ける一止の道しるべでもあり、父親のような存在でもあります。豪快に笑い、調子がよく、破天荒だけど腕は確か。そんな一癖ある大狸先生を圧倒的な存在感を持ちながら、数多くの作品で今なお新しい魅力を発信し続ける北大路さんに演じていただけることになりました。北大路さん演じる大狸先生がどんな言葉を発し、どんな行動をとり、どんな明るい光を照らしてくれるのか、皆さん楽しみにお待ちいただければと思います。『優しい人も大切な人も、楽しい人もすてきな人も、みんな亡くなります』ハルの言葉です。『人間にはな、神様のカルテってもんがあるんだ』大狸先生の言葉です。答えのない日々の中、一筋の確かな希望を描きます。いつか、誰かの心の支えになれるドラマを——」と清野と北大路の出演に感謝し、本作をアピールしている。

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