大河「鎌倉殿の13人」契機に観光振興 市が担当職員募集

鎌倉市役所

 鎌倉市は7日、2022年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を契機にした地域活性化とオーバーツーリズム(観光公害)対策などを担当する任期付き職員の募集を始めた。転職支援を手掛ける「エン・ジャパン」(東京都)と協力。転職サイト「エン転職」から応募できる。

 ①ドラマを通じた地域活性化とオーバーツーリズム対策を担当する観光課係長②情報通信技術(ICT)化推進を担当する政策創造課係長─の2人を募集する。①は商工関係者らと協力し、ドラマに関わるイベントや、混雑やごみのポイ捨てなどの対応策も立案する。②は市民から課題を抽出し、解決に向けICTを活用したプロジェクトを進める。

 ともに中途採用で、応募者の実務経験や専門知識を踏まえて選考し、任期は21年4月~23年3月末までだが、延長もある。市は「民間企業経験者のノウハウを生かし、ともに鎌倉の未来を発展させたい」としている。

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