松山ケンイチ、東出昌大、柄本時生がボクサー役 青コーナーで戦い続ける挑戦者を描く 「BLUE/ブルー」公開決定

松山ケンイチ、東出昌大、柄本時生がボクサーを演じる映画「BLUE/ブルー」が、2021年4月に公開されることが決まった。公開決定にあわせて、監督やキャストのコメントが公開された。

「BLUE/ブルー」は、「ヒメアノ~ル」「犬猿」などを手がけ、リアリティあふれる描写で人間の光と影を表現し続けてきた𠮷田恵輔が、監督・脚本を務めた完全オリジナル作品。8年の構想期間をかけて作られた。挑戦者を象徴する”ブルーコーナー(青コーナー)”で戦い続ける者たちの生き様を描き、成功は約束されていないにもかかわらず、すべてを賭けてボクシングに挑む若者たちの、静かで熱い物語となっている。

誰よりも情熱を注いで努力するものの負け続きのボクサー・瓜田を、日本アカデミー賞優秀主演男優賞などを受賞してきた演技派俳優の松山ケンイチが演じる。瓜田と同じジムに所属する後輩で、抜群の才能とセンスによって、チャンピオン目前にあるボクサー・小川は、東出昌大が演じている。また、好きな女性の為に始めたボクシングにのめり込んでいく新人ボクサー・楢崎を柄本時生が、瓜田の初恋の女性で今は小川の婚約者である千佳を木村文乃が演じている。

■松山ケンイチ
𠮷田監督の作品は言語化できない映画言語だと感じていましたが、今回の脚本もそうでした。この脚本を読んだ時の感動を表現する言葉が今でも見つかりません。瓜田は、自分の培ってきた全てを他人になんの躊躇もなく差し出すことができる人です。敗者は勝者を作り想いを繋ぎます。またその勝者はいつか敗者となり次の勝者を作り繋ぎます。自分は次の世代に何を繋いでいくのか考えさせられました。

■木村文乃
ずっと素敵だなと思う作品を作られている𠮷田監督とのお仕事のチャンスに、これは面白くなるぞ、とマネージャーさんと喜んだことを覚えています。一途で真っ直ぐでどうしようもない、そんな゙男゙と言う存在をとても愛おしく思う映画が出来ました。

■柄本時生
肉体を使う仕事をほとんどしたことが無かったので楽しかったです。ここまでボクサーを描かれた本はないのかなと。。
ボクシング以外無いんだと言われている感じがしました。静かに起きる衝動を是非。

■東出昌大
4人のボクサーの人生が映っていました。
教訓めいた事も、下手したら感動すらも、お届け出来ないかも知れません。
しかし、紛れもない事実として、人生を賭けて戦う人々が映っていたこの映画を、私は愛おしく思います。

■𠮷田恵輔
中学生の頃から現在まで、30年近くボクシングをやっています。何箇所もジムを渡り歩き、沢山のボクサーと出会い、見送っていきました。そんな自分だからこそ描ける、名もなきボクサー達に花束を渡すような作品を作ったつもりです。

BLUE/ブルー
2021年4月新宿バルト9他、全国ロードショー
配給:ファントム・フィルム
©2021「BLUE/ブルー」製作委員会

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