有村架純が「姉恋」の魅力を語る!「自然とみんながつながっているような世界観」

有村架純主演のフジテレビ系連続ドラマ「姉ちゃんの恋人」(火曜午後9:00=関西テレビ制作)は、女手一つで和樹(髙橋海人)ら弟3人を養う主人公・安達桃子(有村)と吉岡真人(林遣都)など、個性豊かな登場人物たちが織り成すラブ&ホームコメディーだ。物語もいよいよ終盤に差しかかり、“肝っ玉姉ちゃん”桃子を演じてきた有村が、桃子というキャラクターや作品について率直な思いを語った。

本日12月8日放送・第7話では、晴れて恋人となった桃子と真人からの報告に、2人と同じ職場で働く市原日南子(小池栄子)、高田悟志(藤木直人)をはじめとしたホームセンターのメンバーや、桃子の叔父・川上菊雄(光石研)も祝福。真人の母・貴子(和久井映見)は涙を流し、息子が新たな一歩を踏み出したことを喜ぶ。桃子の幸せそうな笑顔に、弟たちも自分のことのように大喜びするが、真人の過去を知った和輝は、1人で出勤前の真人のもとを訪ねる。そして、桃子が選んだ道を応援すると告げた友人の浜野みゆき(奈緒)は、ついに和輝との関係を桃子に打ち明ける。

まず、桃子に関しては「もともと“肝っ玉”な性格だったわけでなく、“肝っ玉姉ちゃん”に『ならざるを得なかった』んだと思います。両親を失い、弟たちを養っていかなきゃいけない責任感、正義感、使命感によって、母性や愛情深さが形成されたのかなと感じています。一生懸命が故に、時に空回りして、それが雑に見えるところがありますが、その根本は生きるために必死だったことが大きいと思います。そんな桃子の一生懸命なところが映ればいいなと思いながら演じています」と、現在のたくましく明るい桃子になるまでの道筋について感想を述べた。

桃子を演じる際に気を付けていることとして「桃子にもつらかったこと、苦しかったことがあったことを忘れちゃいけないなって思いますし、桃子が笑うたびにその背景にある人間味を出せたらいいなと考えてきました。それは3人の弟たちと一緒にいる場面というより、真人さんや親友のみゆきや菊雄おじさんといった外の人との場面で本音が見えることで、うまくバランスを取れたらいいなって思いながら、これまで演じてきました」と明かし、キャラクターについて深く理解し、その思いをのせて演じているようだ。

また、「私自身、このドラマは優しいとか温かいだけではなく、もっと先のテーマがあるはずだと思っていたのですが、岡田(惠和)さんが『祈りのようなドラマ』とおっしゃっていて、すごく腑(ふ)に落ちたんです。目に見えるつながりではなく、精神的なところでつながることが大事だと思いますし、人の幸せを祈るって、やっぱりそこに愛がないと生まれない感情だと思うんです。『姉恋』の世界に生きている人たちは、みんながみんなの幸せを祈っていて、『どうか悪いことが起きませんように』と願っています。そんな登場人物みんなの祈りが重なり合うことで、自然とみんながつながっているような世界観が出来上がっているのかなと思います」と、脚本を担当した岡田の言葉を紹介しながら、作品の魅力を語った。

最後には「第7話は和輝との関係をいつ桃子に言うのか頭を悩ませていたみゆきにとっては、ようやくそれが解消される回になりますし、みんながハッピーで、笑顔が多い回です。だからこそ、一緒に『何も起きませんように』『幸せになってほしい」って祈りながら見てもらえたらと思います!」と視聴者にメッセ―ジを寄せた。

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