「高額支払いのお客様には声掛けを」 コンビニ店員、詐欺被害防止 諫早署が感謝状

感謝状を受け取った松崎さん(中央)=諫早署

 諫早署(中村勝重署長)は4日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、長崎県諫早市貝津町のファミリーマート西諫早ニュータウン店、パート従業員、松崎直美さん(37)に感謝状を贈った。
 同署などによると、11月5日、70代男性が「15万円を振り込みたい」と同店で申し出た。松崎さんが理由を尋ねると、「アダルトサイトに誤って登録し、退会費の支払いを求められた」と話したため、松崎さんは詐欺を疑い、同署に通報、男性は被害を免れた。
 松崎さんは「高額の支払いを希望するお客さまへの声掛けを日頃から心掛けている。初めてのケースで、自分一人で判断できないと思い、警察に連絡した」と話した。今年の同署管内の特殊詐欺被害認知件数は4日現在、3件、被害総額は計156万円。

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