6~8世紀の遺物200点 壱岐・一支国博物館で特別企画展 1月20日まで

遺物約200点を展示する特別企画展=壱岐市、一支国博物館

 第52回特別企画展「古代世界の中の壱岐」が4日、長崎県壱岐市芦辺町の市立一支国博物館で開幕した。来年1月20日まで。観覧無料。
 市教委と同館共催。島内の古代遺跡から出土した資料の再整理のため、市が文化庁と県の補助で行う事業の一環。勝本町の笹塚古墳から出土した国重要文化財「金銅製亀形飾金具」や芦辺町の壱岐嶋分寺跡の瓦など、主に6世紀から8世紀の遺物約200点を展示している。
 オープニングセレモニーには、市民や市議ら約30人が出席。展示を企画した市教委社会教育課の田中聡一係長が展示品の解説をした。
 1月16日には特別講座を予定。佐世保工業高等専門学校の堀江潔教授らが「壱岐島で活躍した海人と古代豪族たち」などについて講演する。

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