「医工連携」で高精度かつ安全なロボット手術を探求

**九州大学大学院医学研究院 泌尿器科学分野
江藤 正俊 教授(えとう・まさとし)**
1986年九州大学医学部卒業。米ピッツバーグ大学外科研究員、
熊本大学大学院医学薬学研究部泌尿器病態学分野教授などを経て、2015年から現職。
同大学先端医療イノベーションセンター長、同大学病院先端医工学診療部長兼任。

保険の適用対象が拡大され、手術支援ロボットを利用した手術の症例数が増加している。九州大学は、手術支援ロボット「ダビンチ」を国内でも先駆けて導入し、積極的に活用してきた。同大学泌尿器科学分野の江藤正俊教授に、ロボット手術の現状と展望を聞いた。

─ロボット手術の現状は。

2019年年9月に最新の手術支援ロボット・ダビンチXiを導入し、2台体制になりました。2018年4月の診療報酬改定で、ロボット手術の保険適用が外科や婦人科領域に拡大しました。

これによってダビンチ1台では厳しい状況になっていたのですが、2台体制になって手術の運用が非常によくなりました。

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