障害者の力作ずらり50点 長崎県芸術祭、初の作品展 10日まで

障害者の力作約50点が並ぶ作品展=県庁

 長崎県障害者芸術祭のプレイベント作品展が7日、県庁エントランスホールで始まり、絵画や工芸品など約50点が来場者の目を楽しませている。10日まで。
 県障害者社会参加推進センター主催。同芸術祭は毎年1回、舞台発表と作品展示を合わせて大型会場で開催してきた。本年度は平戸市で予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期を決定。代わりに作品発表の場を設けようと、初めて作品展形式で開催した。
 会場には、県内の障害者福祉施設の利用者らが手掛けた絵画や書、工芸品などがずらり。折り紙を切り張りしたカラフルな作品や、綿密に作り込まれた絵や工芸品などが並ぶ。同センターは「創造性に富んだ作品を通じて、個性や多様性を考えるきっかけにしてほしい」としている。展示時間は午前9時~午後6時(最終日は午後3時終了)。

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