トラック全天候型に 三股・旭ケ丘運動公園

トラックの全天候型への改修など再整備が完了した三股町の旭ケ丘運動公園陸上競技場

 三股町が2017年度から4年計画で進めてきた、旭ケ丘運動公園陸上競技場の再整備が完了した。トラックの全天候型への改修、フィールドの排水性向上工事を実施。同町は「アスリートタウンみまた」をキャッチフレーズの一つとしてまちづくりを進めており、競技力向上や町民の健康づくりに向けた中核施設としての活用が期待される。
 町都市整備課によると、総事業費は約1億2394万円。初年度には老朽化で排水性が低下していたフィールドの地下排水溝を改修。18年度はトラックの1~3レーンを全天候型に一新した。19年度には、ホームストレートの4~8レーンも含め、100メートルの直線コースの全8レーンが全天候型に。本年度はトラックの残り部分を準全天候型のクレイ舗装に変更した。照明2基、ソーラー式電波時計1台も設置した。
 同町は県市町村対抗駅伝競走大会町村の部で3連覇するなど陸上競技が盛ん。陸上競技場は町民に開放された施設で、自由に利用できる。町教委は「全天候型のトラックは膝や関節に優しい。ランニングやウオーキングなど、健康増進に役立ててほしい」としている。

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