カルロス・サンタナが2年1750万ドルでロイヤルズと契約合意

日本時間12月9日、ロイヤルズがフリーエージェントの一塁手、カルロス・サンタナと2年1750万ドルで契約合意に至ったことが明らかになった。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、2021年の年俸が700万ドル、2022年の年俸が1050万ドル。サンタナは今季、打率.199、OPS.699という自己ワーストの成績に終わり、インディアンスから年俸1750万ドルの来季オプションの行使を拒否されてフリーエージェントとなっていた。

現在34歳のサンタナは、2019年に打率.281、34本塁打、93打点、出塁率.397、OPS.911という自己最高のシーズンを過ごし、初めてオールスター・ゲームに選出されてホームラン・ダービーにも参加しただけでなく、自身初のシルバースラッガー賞に輝いたが、今季はハイペースで四球を選ぶ一方で打率が低迷。全60試合に出場してリーグ最多の47四球を記録したものの、打率.199、8本塁打、30打点、出塁率.349、OPS.699に終わった。

11年にわたるメジャー生活のうち、フィリーズでプレーした2018年を除く10シーズンをインディアンスでプレーし、2011年から2019年まで9年連続で18本塁打&74打点以上をマークするなど、通算240本塁打&796打点を記録。シーズン100四球を4度、シーズン90四球を8度も記録しているように選球眼が良く、通算打率.248に対して出塁率.366をマークしている。

ロイヤルズは先日、今季1年契約で加入して正三塁手を務めたマイケル・フランコをノンテンダーFAとしており、正三塁手が不在の状況。サンタナを獲得したことにより、サンタナが一塁に入り、今季主に一塁と右翼を守ったハンター・ドージャーが三塁に復帰する可能性があると見られている。ドージャーは2019年に三塁手として100試合に出場したが、今季は1試合、わずか3イニングだけしか三塁の守備に就いていなかった。

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